FXでトレードをしていると、
勝率の高い手法を求めがちです。

確かに勝率が高いと、
損切りをする回数も大きく減るので、
気分がいいですよね。

 

しかし実は、
勝率の高い手法を求めすぎると
それが逆効果になることもあります。

では、なぜ逆効果になるのでしょうか?

今回はこのことについて
私の考えをお伝えしていきます。

 

勝率の高い手法を求めすぎると逆効果になる事も?

FXのトレードで、
手法は勝率が高ければ
それに越したことはありません。

 

ですが、
勝率の高い手法を求めすぎると、

・過剰最適化が起こりやすい
・聖杯探しに迷走しやすい
・逆に全資金を失うことがある

といった問題が
けっこう起きやすいです。

 

過剰最適化が起こりやすい

FXで手法を作る時って、
必ず検証をしますよね。

勝率の高い手法を求めすぎると、
その時に過剰最適化をしてしまい、
逆に勝率の悪い手法が
出来上がることが多いです。

 

過剰最適化とは、
過去のチャートの動きに
ぴったり合わせてしまうことです。

 

これは私も経験があるのですが、
検証で勝率の高い手法を作る時って
過去チャートを元にして
検証をしていきます。

 

そうすると、過去チャートを見て、
エントリーしたい場所ピッタリに
手法を合わせようとしてしまい、

・テクニカル指標を何個も使う
・インジケーターを何個も使う

といったことをしやすくなります。

 

これによって、
過剰最適化が起きて
過去チャートの動きに
ぴったり合った手法が
できあがります。

 

そうすると、
過去チャートの検証の段階では、
勝率90%以上の手法ができて

「これで俺は勝ち組だー!!」

なんて大喜びするのですが、
いざリアルトレードをしてみると

「全然勝てない・・・何で!?」

なんてことが起きます。

 

これはなぜかというと、
チャートというのは、
過去と同じような動きを
永遠と繰り返しますが、
全く同じ動きにはならないからです。

 

これがもし、
過去チャートの時と全く同じ人が
全く同じ考えをして
未来もトレードしてくれば、
過剰最適化した勝率の高い手法は
全く同じように通用します。

ですが、FX市場では
日々多くの人が
入退出を繰り返しているので、
似たような動きなれど、
過去と全く同じになる事はあり得ません。

 

その為、
手法に高い勝率を求めすぎて、
過去チャートの動きに
ぴったり合わせるような手法を作ると、
逆に全く通用しない手法ができあがります。

 

聖杯探しに迷走しやすい

更に高勝率な手法を求めすぎると、
聖杯探しに迷走しやすくなります。

これも昔の私は陥ってました。

 

FXの場合、
自分の大事な資金を
危険にさらしながら
増やしていくものです。

ですから、損切りが起きると
物凄い苦痛になるので、
どうしても勝率が高い手法が
欲しくなります。

 

その為、新しい手法を試して
連敗が続いたりすると
すぐにその手法を捨てて
新しい手法を探し始めます。

そして、
新しい手法を見つけて、
それを試してダメだったら
また新しい手法を探して・・・

なんてことが起きやすくなります。

 

これをやってしまうと、
いつまで経っても勝てないです。

更に、
聖杯探しに迷走していると、
知識だけはどんどん付いていきます。

 

これによって、
知識だけが過剰についてしまい、
どんな手法を見ても、

「言ってることはわかる」
「またその手法か・・・」

みたいに感じてしまい、

「それなのに何で勝てないの!?」

なんて迷走し続けてしまいます。

 

逆に全資金を失うことがある

高い勝率を
手法に求めすぎると、
連敗が受け入れられなくなって
逆に全資金を失うことがあります。

 

例えば、
勝率が80%以上あるような
高勝率な手法を
手に入れたとしましょう。

 

そうすると、普通なら、

「10回中8回は勝てるんだ」

なんて考えます。

 

ですが実際は、
勝率が80%以上の手法でも
連敗は普通におきます。

 

勝率というのは確率になるので、
永遠と繰り返していけば、

“勝率80%に近づいていくよ”

という意味です。

必ず10回中8回勝てるのではありません。

 

極端な話、
20連敗してから
80連勝することだってあり得ます。

 

このことを正しく理解していないと、
仮に勝率80%の手法を使って
3連敗したとすると、

「勝率80%なのに、
なんで3連敗もするの!?」

「最大2連敗までじゃないの!?」

「この手法ダメじゃん」

なんて思ってしまい、
すぐにその手法を捨てて
新しい手法を求めに
聖杯探しの旅に出るのです。

 

更に最悪なことには、
勝率80%の手法を使って
3連敗溶かした時に

「そんなわけないだろ!」

なんて怒りを感じて、
そこから損を取り返そうとして
めちゃくちゃなトレードを
してしまうこともあります。

 

こうなってしまうと、
本来のエントリーポイントで
トレードができなくなって、
勝率80%の優位性を壊してしまいます。

そして、ポジポジ病や
リベンジトレードが発生して
最後は全ての資金を失うのです。

 

勝率の本当の意味を
理解していない状態で
勝率の高い手法を求めすぎると
このようなことも起きやすいので
注意が必要になります。

 

FXに勝率はそこまで関係ない

トレードをしていると、
勝率にどうしても
目が行きがちですが、
FXで資金を増やす為に
勝率はそこまで関係ないです。

 

例えば、

・勝率30%
・損切り:-20pips
・利食い:+100pips

という手法があったとしましょう。

 

この時にこの手法で
100回トレードしたとすると、
理論的には30勝70敗になりますよね。

 

そうなると、

・利食い:30勝 x 100pips=300pips
・損切り:70敗 x -20pips=-140pips

となるので、
合計で+160pipsのプラスになります。

 

この結果を見ればわかるように、
勝率がたった30%であっても、
損益比率を調整すれば、
資金は増えていくのです。

その為、
FXに勝率はあまり関係ないのです。

 

かといって、
勝率が低すぎると
人によっては
精神的に耐えられない事もあるので
損益比率を大きくし過ぎても
弊害は出てくることがありますけど。

もし、適切な損益比率について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXの手法で理想のリスクリワードはどれくらいなのか?

 

重要なのは自分に合っているかどうか

FXでは勝率が高い手法でも、
低い手法でも、
損益比率を調整すれば
いくらでも資金を増やせます。

ですが、
それよりも大事なのは、
自分の性格や生活環境に
合っているかどうかです。

 

いくら勝率が高い手法でも、
ちょっと連敗しただけで
すぐに切れて全資金を
毎回失うようであれば、
それは自分に合っていない証拠です。

 

逆に、勝率が低くても、

“1回で大きく取れて
最後にプラスになればいい”

と考えることができれば、
それは自分に合っている証拠です。

 

基本的にFXは、

「ずっと稼ぎ続けたい」

と考えてやっている人が大半です。

 

ということは、
やはり勝率を重視するよりも、
自分に合っているかを重視しないと
長い間稼ぎ続けることは無理です。

 

ですから、
高い勝率にこだわるよりも、
まずは自分に合っているかを
こだわった方が
長く稼ぎ続けられるような
手法が出来上がるはずです。

 

もし、自分に合った手法の
見つけ方を知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXは自分に合った手法構築が最強!失敗しない見つけ方とは?

 

まとめ

今回は、高い勝率の手法を
求めすぎると起きる弊害を
お伝えしながら、
注意すべきて点もお伝えしてきました。

 

勝率は高い方が気分もいいし、
高いに越したことはありません。

ですが、高勝率を求めすぎて
手法作りをしてしまうと、
それが逆効果になる事もあります。

 

その為、まずは
自分に合った手法を
作っていくのが最優先です。

そうすれば案外、
勝率が高くなって、

「結果的に勝率が高い手法ができた」

なんてことが起きますから^^