海外FXを利用して、
トレードをした場合、
年間の利益が20万以上だったら
確定申告が必要になります。

こうなると、
海外FXでの取引履歴から
年間の収支を確認する必要があります。

 

でも、海外FXの場合、
「取引履歴の出し方がわからない」
という人が意外に多くいます。

そこで今回は、
海外FXでの取引履歴の出し方について、
お伝えしていきます。

 

取引履歴はMT4から出すのが基本

海外FXを使う場合、
プラットフォームの9割以上が
Meta Trader4(MT4)を使います。

その為、取引履歴は、
ここから取り出していきます。

 

まず、MT4にログイン後、
ターミナルアイコンをクリックします。

 

もしくは、表示⇒ターミナル
の順番でもOKです。

 

そうすると、MT4の一番下に、
ターミナルが表示されるので、
“口座履歴”という場所を選択します。

 

そうすると、今まで行った
取引履歴が表示されています。

 

そしたら、この取引履歴の画面上で、
右クリックをすると、
“期間のカスタム設定”
という場所が出てくるので、
そこを選択します。

 

ここを選択すると、
取引履歴を表示させる期間を
設定できるので、
“1月1日~12月31日”に設定します。

 

こうすることで、
年間の取引履歴を確認できます。

 

確定申告用なら、
更にここからレポートとして
取引履歴を
ダウンロードした方がいいでしょう。

そのやり方としては、
取引履歴の上で右クリクリックをして、
“レポートの保存”を選択します。

 

そうすると、HTMLファイルを
保存するように表示されるので、
自分がわかりやすい場所へ
ファイルを保存します。

そして、ファイルを保存をすると、
自動で取引履歴が表示されます。

 

その取引履歴の下の方に、
“Closed P/L”という個所があるので、
そこに表示されている数字が
年間のトータル損益になります。

 

このようにして、
海外FX業者の取引履歴を確認します。

確定申告を作成する際も、
この部分を記入します。

 

口座凍結時には少し注意が必要

海外FXを利用して
トレードをしたけど、
“結局資金を全て失ってしまった”
ということは多いです。

こうなると、
口座残高がゼロになるので、
そのまま何もせずに
放置する傾向があります。

 

しかし、海外のFX業者の中には、
口座残高がゼロの状態で
3か月間一度もトレードをしないと、
口座凍結をされる場合があります。

 

こうなるとMT4にログインしても、
“無効な口座”と表示されて、
チャートも動かなくなるし、
取引もできなくなります。

 

最悪、取引履歴も
確認できなくなることもあるので、
資金を失ってしまい、

“もうこの海外FX業者は使わない”

となったら、
取引履歴を保存することをオススメします。

 

因みに、口座が凍結されると、
基本的に復活はできずに、
新しく口座を作るように言われます。

 

口座開設時は通貨に注意

海外FXの場合、
口座開設をする際に
口座資金の通貨を選択します。

 

そして、この通貨には、

・円建て
・ユーロ建て
・ドル建て

といったように、
主に3タイプあります。

 

もし、あなたが
日本に移住している状態で
海外FXを利用する場合は、
円建て口座を選ぶようにしましょう。

なぜなら、ここをドル建てなど、
他国の通貨にしてしまうと、
損益が全てドル建て(ユーロ建て)に
なってしまうからです。

 

こうなってしまうと、
1取引ごとに、日本円に換算して
損益を計算する必要があります。

 

トレードスタイルが
日足のスイングトレードなど、
長期トレードになるのであれば、
まだ良いかもしれませんが、
デイトレードとなると
取引量が膨大になります。

その為、円換算するのが、
恐ろしく面倒になります。

 

だから、

「これからは円安になりそうだから
ドル建ての方が儲かるかな」

なんて、変な考えを起こすと、
年間の損益を計算する際に
地獄を見る事になるので、
円建ての口座を開くようにしましょう。

 

 

確定申告時の税金の種類に注意

海外FXを利用する場合、
税金の種類は累進課税になり、
雑所得に分類されます

その為、稼げば稼ぐほど
税率がアップします。

 

因みに、雑所得の税率は
以下のようになっています。

 

稼いだ利益額 税率
 195万以下 15%
 196~330万 20%
331~695万 30%
696~900万 33%
901~1800万 43%
1801万~4000万 50%
4001万~ 55%

 

上記は所得税+住民税を足した税率です。

つまり、所得税だけの場合は、
上記の税率から10%を差し引きます。

 

こうみると、
税金の高さにひきますよね。

死ぬ思いで稼いだとしても、
半分以上が税金で
持っていかれるわけですから。

だから、1,000万近くの利益が出たら、
法人化した方が良いと思います。

 

これが国内のFX業者を使うなら、
分離課税になるので
税率は一律20%なんですけどね。

 

因みに、海外FXと国内FXは、
税金の種類が違って、
損益通算はできないので、
ここはしっかり覚えておきましょう。

損益通算について
もう少し詳しく知りたい場合は
以下の記事も参考にしてみてください。
海外FXと国内FXで損益通算はできるの??

 

海外FXで経費は使える?

確定申告をする際には、
利益から経費を引いた金額が
所得とみなされます。

その為、経費があれば、
それを算入すべきです。

 

因みに、海外FXの確定申告でも、
FXに関係するものであれば、
普通に経費算入ができます。

 

例えば、

・FX商材
・コンサル費用や塾費用
・FX関連の書籍
・FXのセミナー代金

といった感じです。

 

特にFXのコンサルや塾費用は、
数十万することがほとんどなので、
絶対に経費に入れるべきです。

海外FXで入れることができる
経費について、
もう少し詳しく知りたい場合は
以下の記事も参考にしてみてください。
海外FXで経費に入れて良いものは?確定申告で節税!

 

海外FXの損失は繰り越せる?

国内FXの場合、分離課税なので、
損失を最大3年間繰り越せます。

 

だから、

・去年:-200万円
・今年:+200万円

という損益だった場合、
前年分の損失と相殺できるので、
税金を支払う必要がありません。

 

ただし、これはあくまでも、
前年に確定申告をした場合に限ります。

確定申告をしていない場合は、
勝手に損益通算をして税金を払わないと
それは脱税になるので注意しましょう。

 

また、海外FXの場合は、
総合課税になるので、
損失の繰り越しはできません。

 

 

これは総合課税の場合、
その年の収入全てに対して
確定申告をする必要があるので、
1年間で全てが確定するからだそうです。

だから、海外FXで年間の利益が
マイナスだった場合は、
特に確定申告の必要はありません。

 

ただし!

 

海外FX以外にも、

・アフィリエイトの報酬
・講演料
・フリーランスの収入
・転売の販売利益

といった雑所得になる収入があって、
合計の利益が20万以上になる場合は、
確定申告をして
税金を支払う必要があるので
注意しましょう。

 

海外FXでの損失の繰り越しについて、
もう少し詳しく知りたい場合は
以下の記事も参考にしてみてください。
海外FXでの損失は確定申告しても意味がない?その理由は?

 

サラリーマンや公務員の税金はどうなる?

サラリーマンや公務員の状態で
海外FXを利用して利益が出た場合、
所得は給料+海外FXでの利益になります。

 

つまり、

・サラリーマンの年収:400万
・海外FXでの利益:+100万

となった場合、
この2つの収入を合わせた金額、
つまり500万に対して税金が掛かります。

 

これも雑所得のいやらしい部分ですよね。

国内FXであれば、分離課税なので、
FXだけの収入に対して
税金がかかるのですが、
海外FXはそうはいかないんですよね。

 

また、サラリーマンや公務員だと、
住民税は給料から引かれますよね。

そうなると、海外FXで利益を出して
確定申告をした場合、
給料だけに対する税金よりも多くなります。

 

しかも、サラリーマンや公務員だと、
住民税の計算は会社内で行うので、
最悪、経理の人に、

「なんでこの人だけ
こんなに税金が多いんだ?」

「何か副業をやっているな?」

なんてバレる事になります。

 

だから、
このような事を避ける為に、
確定申告を作成時に、
住民税の支払いは
別にするのがオススメです。

このやり方については、
以下の記事で説明しているので、
参考にしてみてください。
公務員でも海外FXはOK!副業にならないようにするには?

 

まとめ

今回は、海外FXでの
取引履歴の出し方から
確定申告の事についても
お伝えしてきました。

 

海外FXの場合、
MT4を使うことがほとんどなので、
取引履歴に関しては、
上記でお伝えした方法で
表示させればOKです。

また、確定申告時には、
ちょこちょこ気を付ける事があるので、
忘れずに対応するようにしましょう。